脳梗塞という言葉、
聞いた事がある方も多いと思います。
罹患数(病気にかかった事のある方)も死因数も高い怖い病気です。
この脳梗塞にはいくつかの種類がありそれぞれ違う特徴的な症状がでます。
今回、脳梗塞の種類と予防を解説していきます。
診療放射線技師(レントゲン技師)を10年やっています。☺
臓器について色々解説しています。📚
医療従事者向けではなく一般の方用にわかりやすい説明を心掛けて作成していますので、よければみていって下さい。
目次
脳梗塞とは
脳にある血管が何らかの原因で詰まる事により発症する病気。
脳の血管が詰まるとその先にある脳に栄養が行かなくなり、脳の一部が死んでしまう。
1度死んでしまった脳は元に戻らない。
脳の血管が詰まる理由で脳梗塞の種類が分かれます。
脳梗塞の種類によっては重度の後遺症が残ったり、最悪死に至るケースもあり。
また軽い脳梗塞もあり軽症のみで自然と軽快していたというケースもある。
死因の第3位
脳梗塞のみではないが、
脳血管障害というくくりでいくと死因の第3位になります。
(2017年の厚生労働省の発表)。
この脳血管障害というのは脳出血も含みます。
しかし脳血管障害のうち6割は脳梗塞になりますのでとても多くなります。
脳出血は3割程度。残りはその他になります。
症状は
脳梗塞の症状は様々です。
脳出血の症状も近い症状になるので画像を撮影するまでは分からない事もたくさんあります。
代表的な症状は
失語: 上手く話をする事が出来ない。理解はできる。
失認: 物を認識できない。
失行: 運動は出来るが意図した行動が出来ない
構音障害: 上手く言葉を発せれない。
麻痺: 手や足、顔、口、等がしびれたり感覚がなかったりする事。
めまい: 一見脳梗塞に関係ないように思いますがめまいは脳梗塞でもなります
意識障害: 意識がない状態。それに近い状態。
脳梗塞の種類
脳梗塞には大きく分けて3つあります。
心原生脳梗塞
脳梗塞なのになぜ心臓?
と思うかもしれません。
心原生の理由は、心臓の中に血栓という血の塊が出来てそれが体の全身に血を心臓から送る時に一緒に流れて脳の血管を詰まらせる事によって起こります。
この血栓は脳の太い血管を詰まらせる事が多く、重症度の高い状態になる事が多い怖い病気です。
心臓から飛んだ血栓が脳に詰まるので塞栓性脳梗塞になります。
血栓の出来やすさは心臓の悪い方で多くなります。
アテローム脳梗塞
アテロームとは粥腫というコレステロール等の塊。
血管に溜まってくると血管が狭くなり脳梗塞になります。
脳に行ってる血管で太い血管が詰まります。
このアテローム脳梗塞も症状は様々ですが、割と重い症状になる事が多いです。
先程の心原生脳梗塞は塞栓タイプの脳梗塞でしたが、このアテローム脳梗塞は塞栓タイプと閉塞タイプがあります。
塞栓タイプ:首のプラーク(脂肪の塊)が脳に入って血管が詰まるタイプ。
閉塞タイプ:脳の血管が細くなって詰まるタイプが。
ラクナ脳梗塞
ラクナとは細い空洞という意味。
このラクナ梗塞もアテローム梗塞に似た脳梗塞。
アテローム脳梗塞: 太い血管
ラクナ脳梗塞: 細い血管
の違いがある。
割と症状も軽い方が多い。
しかし治療をせずに放っておくと重い脳梗塞になる可能性もあり。
上記の症状がある方は1度診察を受けてください。
予防は
心臓の疾患がある方は医師の診察を受けて血栓(血の塊)が出来ないようにする薬をしっかり飲みましょう。
脳梗塞の予防は動脈硬化を防ぐこと。
動脈硬化とは色々な因子で動脈の壁が硬くなっている状態。
高血圧や高血糖、加齢など様々な理由でなる。
生活習慣病を防ぐ事が重要になります。
生活習慣病に関してはこちら↓
症状がある方は
上記の症状や疑いのある方。
何かご自身に症状がある方やご家族に似た症状がある方は早くに近くの脳神経外科の診察を受けてください。
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