脾臓って聞いた事あるけど、実際何をしている所?
と思った方
必見です。
健康診断等では偶然脾臓が大きくなって見つかる事も。
今回脾臓について分かりやすく解説していきます。
診療放射線技師(レントゲン技師)を10年やっています。☺
臓器について色々解説しています。📚
医療従事者向けではなく一般の方用にわかりやすい説明を心掛けて作成していますので、よければみていって下さい。
目次
場所は
体の上腹部の左側。
胃の後ろになります。
画像では
この辺り
にぎりこぶしぐらいの大きさ。
脾臓は赤脾髄と白脾髄からなります。
・赤脾髄 血液のろ過
・白脾髄 リンパ球の生成
機能について
大きくは3つになります。
赤血球の破壊。鉄の輸送
古くなった赤血球は脾臓で処理されます。
赤血球の中にある鉄分は体で再利用され、残りの不要なものは門脈という血管から肝臓に運ばれて処理され便や尿から体の外へ排出されます。
通常は骨の骨髄という所で血液は作られますが、幼少期は脾臓が新しい赤血球をつくる場所でもあります。
リンパ球の製造
リンパ球という白血球を生成。
血液中に異物が入るとこのリンパ球がやっつけてくれる。
脾臓は免疫について大切な場所でもある。
血小板の貯蔵
脾臓は血小板を貯蔵している。
血小板とは出血した時に止血の作用があるもの。
血小板を貯蔵しているので血液も貯蔵されています。
急に運動をした時に脇腹が痛くなることがあります。
これは運動した時に筋肉が酸素を欲しがってそこに血液がバッと流れるから。
この時、脾臓から血液が行くので左の脇腹が痛くなる事があります。
門脈との関係
門脈とは消化管等の臓器から栄養や毒素といった色々な物質を肝臓に届ける静脈の血管です。
脾臓の静脈もこの門脈に流入しており、古くなった赤血球を処理して肝臓に運んでいます。
この門脈との関係はすごく大事で、肝臓に病気が起こると脾臓が腫れてきたりします。
健康診断で分かる脾臓
エコー検査やCT検査で偶然分かる事があります。
特に症状がなくても脾臓が腫れている場合は
何が原因か調べないといけないかもしれません。
脾臓の病気
脾臓自体の病気は稀でありますが他の臓器の何らかの異常で起こる事があります。
脾腫
肝硬変などで門脈圧亢進症になると脾臓からの血管に圧がかかり脾腫を起こします。
肝臓癌や他の血液疾患や代謝異常でも起こる
脾臓ガン
脾臓ガンは少ないですが悪性リンパ腫等の転移ガンでなることも。
切除が必要になることもあります。
脾臓を切除すると感染症にかかるリスクがあがる。
マラニアなど重症化することも。
何か異常を指摘されたら
すぐに専門医の診断を受けてください。
近くの消化器内科の病院を受診しましょう。
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コメント
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