健康診断でHbA1cが高いと言われた。
糖尿病の可能性があるかもしれないと。
糖尿病って事は、ただ太っているだけなのかな?
糖尿病ってイマイチどんな病気かピンと来ないな。
癌よりかは大丈夫なんでしょ?
と思う方。
今回は糖尿病の解説とHbA1cについて簡単に説明していきます。
実は糖尿病はとても怖い病気です。
放っておくと大変な事になるかも。
診療放射線技師(レントゲン技師)を10年やっています。☺
臓器について色々解説しています。📚
医療従事者向けではなく一般の方用にわかりやすい説明を心掛けて作成していますので、よければみていって下さい。
それでは説明していきます。☺
目次
糖尿病とは
それでは糖尿病から説明していきます。
糖尿病とは血液中のブトウ糖が普通より多い状態のことを言います。
糖尿病には2つのタイプがあります。
・1型糖尿病
膵臓が病気でインスリンという糖を吸収させるホルモンがだせない為、血糖値が高くなる。
・2型糖尿病
生活習慣等が原因で血糖値が高くなる。
簡単にいうと、病気でなるのか生活習慣が悪くてなるかの違いです。
(注意)遺伝的な要因もあります。
糖尿病は怖い病気
糖尿病は名前のイメージより怖い病気です。
糖尿病の状態(血糖値がずっと高い)が続くと
このような病気になる可能性があります。
・糖尿病神経障害
糖尿病が悪化すると手足がしびれたり最悪足が腐って切断する可能性。
・糖尿病網膜症
糖尿病が悪化すると失明する可能性。
・糖尿病腎症
糖尿病が悪化すると腎臓が侵されて透析治療になる可能性。
これは最悪のケースですが血糖値が高い状態が続くと血管がもろくなりこのような状態になる可能性があります。
血管がもろくなると書きましたがあと
・心臓病(心筋梗塞)
・脳血管障害(脳梗塞、脳出血)
にもなる可能性があります。
糖尿病により血管が障害を受けるからです。糖尿病は怖い病気です。
HbA1cとの関係
糖尿病の病気について分かったので、次はHbA1cとの関係についてです。
そもそも読み方が難しいです。
HbA1c(エイチビー、エーワンシー)と読みます。
初めのHbはヘモグロビンの事です。
体の中にある血液の中の1つにヘモグロビンという体中に酸素を運搬するものがあります。
このヘモグロビンはブトウ糖とくっつきます。
採血でこのヘモグロビンとブトウ糖がふっついた状態の割合を見るのがHbA1cになります。
血糖値より長い期間のブトウ糖の割合がわかります。
血糖値とHbA1cの違いは
よく血糖値が高い等と言われます。
これも血液中のブトウ糖が高い状態ですが、血糖値は食事によく左右されます。
血糖値に比べてHbA1cはヘモグロビンとブトウ糖がひっついた割合です。
ヘモグロビンの寿命は120日と長いのでヘモグロビンとブトウ糖の割合を見たほうが信頼性は高いです。
HbA1cが高いと言う事は血液中のブトウ糖が長い期間高い状態が続いていると判断されます。
糖尿病の可能性が高いと思われます。
日常生活で気をつける事は
1型糖尿病の場合は何らかの病気の可能性があります。
主治医の判断に従って下さい。
2型糖尿病は生活習慣が原因の場合が多いです。
遺伝的な要因もありますので一概にはいえませんが、もし生活習慣があまりよくないと思っているなら改善していく方向で考えたほうが良いかもしれません。
生活習慣に関しては生活習慣病という名前があるように生活習慣が悪いとなる可能性のある病気がたくさんあります。
そちらに関してはこちらをどうぞ↓
低血糖に注意
血糖値はただ下げてしまえぼ良いと思うかもしれません。
ご飯を食べないなどの方法もありますが、持病をお持ちの方は低血糖になる恐れがあります。
低血糖の症状はけいれん、意識障害、手足の震えなどがあります。
特に持病がある方は医師の診断を仰いで下さい。
糖尿病が疑われたら
健康診断等で糖尿病が疑われたら、まずは近くの病院へ行って下さい。
自分は生活習慣が悪いからそれを直したら良いとか自己判断は危険です。
しっかり医師の診断を受けてから運動療法、食事療法等に取り組みましょう。
糖尿病は怖い病気です。
癌にも負けないぐらい恐ろしい病気です。
2型糖尿病の場合は早期に発見して早期に対処したら重症化する事は防げるとおもいます。
食事に関しては最近は宅配で栄養がしっかり取れる物もあります。
こちらも参考にしてみてください↓☺
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