肝臓の位置と機能!健康診断の肝機能も解説 

解剖

皆さんよく聞く肝臓っていったい何をしてる所でしょうか?

お酒を飲みすぎると肝臓壊すよ

脂肪が多いと脂肪肝になるよとか

普段の生活でも肝臓という名前はよく耳にします。

今回、体の臓器である肝臓が何をしていてどんな臓器なのか。

健康診断で引っかかる項目にどんなものがあるのか?

簡単に解説していきます。

医療人というより一般向けの説明です。

診療放射線技師(レントゲン技師)を10年やっています。☺

臓器について色々解説しています。📚

医療従事者向けではなく一般の方用にわかりやすい説明を心掛けて作成していますので、よければみていって下さい。

膵臓とは?膵臓の役割を分かりやすく解説

腎臓とは?腎臓の解剖と役割を解説

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肝臓とは

人間の体の中の大切な臓器というのは

いうまでもありません。

実際どう大事なのか?

肝臓というのは

私達が食べた食べ物を消化する小腸や大腸といった消化管から栄養を門脈という血管によって肝臓にとどけられます。

この運ばれた栄養を貯蔵したり、毒素を排泄したりするのが肝臓の機能になります。

もちろん肝臓がなくては生きて行けません。

位置は

お腹の上の方(上腹部)の右側。

重さ 約1.5キログラム

周りを肋骨で囲まれている。

ボクシングでいうレバーブローを打つ所。

食べ物でいうとフォアグラになります。

どんな働きをしてる

主にこの3つ

タンパク質の貯蔵と合成

炭水化物や脂質、タンパク質などを蓄えて必要に応じて供給する

解毒、排泄

有害な物質の解毒と代謝。アルコールなど

胆汁の分泌

脂肪などを分解するのに必要な胆汁の生成

他にもたくさん肝臓は仕事をしています。

この3つは代表的な物です。

健康診断で分かる肝機能

ALT、AST、γ-GTP、中性脂肪、総ビリルビン

といった項目よく見かけます。

ALT、AST

ALT、ASTこの2つは肝臓に多く含まれている酵素。

肝臓がダメージを受けると血液中にでてきます。

AST(GOT) 肝臓だけでなく心臓や筋肉の病気でも上昇

ALT(GPT) 肝臓の病気のみ上昇

この両方が上がっていたら肝臓の病気を疑う。

γ-GPT (ガンマ ジーティーピー)

飲酒量が多い時や、胆道系に異常があるときに上昇。

基準値 男性50 IU/l以下、女性30IU/l以下

中性脂肪(TG)トリグリセライド

中性脂肪が多い状態。肝臓や脂肪につき脂肪肝になっている。

基準値150mg/dl

総ビリルビン

赤血球の中にあるビリルビン。

肝臓で処理される前を間接ビリルビン

肝臓で処理された後を直接ビリルビン

両者を合わせて総ビリルビン

基準値 直接ビリルビン0.2〜1.3mg/dl以下 間接ビリルビン0〜0.3mg/dl以下

まとめ

体の大事な一部の肝臓についてまとめてみました。

普段何気に聞く肝臓が体の中ですごく大事な役割をしている事がわかったと思います。

健康診断の肝機能の異常がある時は医師の診断を仰いでください。

この記事を書いた人
big-plum

こんにちは(^o^)。
兵庫県在住
30代の男性です。
子供2人いてます。
診療放射線技師というレントゲンやCTといった装置を病院で操作しています。
このブログでは、私が行っている生活改善や投資、あとは仕事の事(主に解剖)などの記事を書いています。

一般の方にも分かる内容を心掛けています。

興味を持って頂けたら嬉しいです。(^^)

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